鏡架

SAVE3开始

第二章
でも――何でだろう。
「……19回目」
「ああ。そういやさっき、出店の辺りで
――今日ばかりは部屋の主も戻っ
例えば三歳児が描いた画を、母親が見
僕は一度玄関の中に戻り、傘立てから
「いっ、いや! いいよ。僕が行くか
「……昔は、よく……お兄ちゃんが
それから大きく深呼吸して、僕は居間
僕は隣の由に問いかけた。
「どうせ、部屋に篭もって悪巧みをしてい
僕はこりすを追った。
「こまさんは怒って下さらないから。何
第三章
「…………」
言わなくちゃいけない事もあるだろう
「ほりゃ!」
「……行こう」
「いや……やっぱり僕は。うん。後でで
「……あのさ、由。主って……」
「でも、由……どうして嘘なんか?」
「……御祓い」
「あれ? 由……」
「こっ、こまが目覚めたじゃとっ!?」
「……お兄様?」
「じゃあ、こまは……僕が鏡架さんを連
「…………」
「…………」
「……はいはい。まあいいですわ。
「だ、ダメっ」
「よし。守りは任せるのじゃ」
「……何じゃ。懐かしい感じじゃの」
「……っ……と、お兄様の眼の……
「こりす。昨日、僕に何を訊こうとして
「……お兄ちゃんは……それでいい
そこには、遠慮がちに僕の手に指先を
「他に呼び方はないかな?」
A こまの服装は、巫女装束に戻っていた。
「……離れるって言っても、少しの
「さー。メシじゃメシじゃー」
「――あら。遂にアナタまで参戦で
「……お兄ちゃん、今日までありが
「……お兄様」
「あれ……由は、どうしたんだい?」
「やっぱりそうだ――鏡架さんの視線の
「僕にきた、個展の話……君は正直、ど
「……はい」
「……明日。必ず、見送るから」
第四章
「……はは。もしかしたら、ずっと
「あの……どうもはじめまして。結乃由
「こまだった頃の事、覚えて……」
「何か、思い当たる事でもあるのかい?」
「……あの娘と一緒にいてくれた事、
「こり……す……」
――でも、舌はまだ痺れていた。
彼女の言葉が、終わるか終わらないか
「……やるさ。それで君が助かるん

鏡架 END

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